文京区 江戸川橋 皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科 江戸川橋皮フ科クリニック

江戸川橋皮フ科クリニック|文京区の皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科

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全身に赤い水疱が広がる「水痘(水ぼうそう)」

水痘(水ぼうそう)は、ウィルス感染で起こる皮膚疾患で、全身に3~5mmの赤い水疱があらわれます。
2014年10月から水痘の予防接種が定期接種A類疾病になりました。
決められた時期に接種しておきましょう。

水痘の症状

ウイルスに感染後、2週間程度の潜伏期間を経て、3~5mm程度の水疱があらわれます。
次々に丘疹、水疱、膿疱が全身に生じ、発熱を伴うこともあります(人により発熱しない場合もある)。
水疱は5~10日で乾燥・痂皮化(かさぶたになること)します。

水痘の原因と感染経路

水痘(水ぼうそう)は、ヘルペスウィルスの仲間である水痘・帯状疱疹ウィルスに初めて感染した際に起こります。
空気感染ないし飛沫感染ですが、皮膚の水疱にウイルスが存在するため、接触感染もあります。上気道から感染し、ウイルス血症で皮膚へ到達し、細胞内でも増殖し、細胞を侵襲するため、水疱ができます。

水痘の治療

アシクロビル、バラシクロビルなどの抗ウイルス薬の内服を行います。
発疹に対する塗薬や、かゆみを抑えるお薬を処方します。
早期に治療を開始することで、発疹やかゆみ・発熱などの症状を軽減することができます。

帯状疱疹について

水痘が治まったあとも、水痘・帯状疱疹ウィルス自体は体内に残り身体の免疫機能によって活動を抑えられています。
ところが、身体の免疫力低下などによって抵抗力が弱まると、ウィルスが活性化して帯状疱疹が発症する場合があります。

帯状疱疹につきましてはこちらをご覧ください

保育園・幼稚園・学校へ行ってもいいですか?

水痘は学校感染症の第二種であり、法で定められた出席停止期間は「すべての発疹が痂皮化するまで」となっています。
1週間ぐらい経って、水疱が全部かさぶたになったら行ってもかまいません。