冬場に気を付けたい「乾燥肌」対策
空気が乾燥しやすい冬場は、肌がカサカサになりやすく、かゆみが起きやすい季節です。乾燥肌対策として、ハンドクリームなどの保湿クリームを用いることは良いことですが、中には乾燥肌の要因にアトピー性皮膚炎など、皮膚病の影響が考えられる場合もありますので、一度皮膚科の医療機関を受診されることをおすすめします。
乾燥肌の予防
- 入浴はややぬるめのお湯(38~39℃程度)で20分以内にする
- 身体を洗う際には、泡立てた石鹸を手のひらを使うようにする
- お風呂を上がった際には、すぐに保湿をする
- できるだけ刺激・摩擦の少ない衣類を着用する
- 部屋では加湿器を用いて乾燥対策を行う
乾燥肌の治療
塗り薬
乾燥を防止するための保湿のお薬を用います。
ひどいかゆみの場合はステロイド外用薬を用います。
飲み薬
かゆみを抑える抗ヒスタミン薬を用います。
よくある質問Q&A
- 乾燥肌が原因で手がひび割れになった際は、絆創膏を貼ってもよいでしょうか
- 一時的に使用する場合は良いですが、貼りっぱなしにしておくと、傷口がふやけて細菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため、使用は一時的にして、保湿クリームを用いるようにしましょう。それでも症状が改善しない場合には、一度ご相談ください。
- 冬の時期に入浴すると、肌がとてもかゆくなります
- 冬の時期の入浴で肌がかゆくなるのは、お湯の温度刺激によるものです。急激な温度変化を抑えるため、入浴前に身体を少し温めるようにし、入浴はぬるめのお湯で済ませるようにしましょう。