巻き爪
爪の端が巻いてアルファベットの「C」のように内側に巻き込む疾患です。
主に外反母趾や合わない靴の圧迫によって起こります。
深爪や爪の角を斜めに切るバイアスカットにより、爪が皮膚の中に埋もれてしまい、埋まった爪が外からの力に押される形で、なかのほうに伸びていき、内側に巻き込み、運動したり長時間歩くことで靴が当たったりすると痛むことがあります。
軽度の場合はテーピング法、痛みを緩和する応急措置としてはコットンパッキング法(痛みのある爪と皮膚の間に小さなコットンを挟みます)などを行います。
矯正治療としては超弾性ワイヤー法(爪の先端2ケ所に穴を開け、特殊な弾性ワイヤーを通します。ワイヤーがまっすぐに戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正します。ワイヤーは1~2ヶ月に1回程度入れ替えます。巻き爪は陥入爪や爪白癬等合併していることも多く、医療機関での治療をお勧めします。
よくある質問Q&A
- 巻き爪を矯正治療で治すのにはどのくらいかかりますか?
- 変形している爪の状態や固さによって治療期間は異なりますが、早い方でも4ヶ月ほどかかります。
- 爪矯正は痛くありませんか?
- 爪の変形が強い場合、爪に穴を開ける際に軽く痛みを感じる方もいらっしゃいます。ですが、ほとんどの方の場合、痛みを感じることはありません。
- 治療中、気をつけなければならないことはありますか。
- 先のとがった靴や、高いハイヒールなどは避けてください。治療当日から運動や飲酒、シャワー・入浴などしていただけます。